龍泉堂その２

アカン

 

 

これはアカン

 

 

逮捕～

 

 

これは反則でしょう

 

 

ヤリ過ぎでしょう

 

ヤバ過ぎでしょう

 

 

“毛蟹と蛤と大蛤と牡蠣と鱈の白子のブイヤーベース”やて

 

 

って、コラコラコラコラ

 

完璧にヤリ過ぎでしょ

 

 

ウマいかって？

 

 

ウマ過ぎるってもんじゃ無いです

 

 

どんだけの素材を使って、どんだけコトコト煮込んだらこんだけの旨味を抽出出来るねんって想像したら、奥歯がガタガタ震えてしまうぐらい、怖くなってしまうわってぐらいに手間暇かけて抽出されたアルティメット“スープ”に、“旬”を少し先取りした特選の“毛蟹”“蛤”“大蛤”“牡蠣”“鱈の白子”が所狭しと運動会しとる“スープ”ってどないやねん

 

一口ごとに体中の細胞の隅々まで染み渡る、ごっつい旨いスープに、毛蟹の身とか、白子とかに染み込まして“パクっ”て食べてみ

 

 

至福の瞬間やで

 

 

タマランで

 

 

寿命延びるで

 

 

一口毎に笑ってまうで

 

 

顔にシワ増えてまうわ

 

 

素材の旨味を引き出すって、こんなに凄いやり方があって、こんなに凄い調和があって、こんなに凄くウマなるものなのね

 

 

 

知らんかったわ～～

 

 

タマランわ～～

 

 

ヤラレマシタ

 

 

いやホンマ

 

 

 

つづく