やさしいウソ









イタリア・エクスペディシ・メモリーズ・パート1
イタリアへの往路、ミュンヘンでの、オリジナルのトランジットスケジュールは4時間だけだったのに、ナント!14時間もディレイトしてしまい、18時間も待たされてしまいました





ボンマやったら、その日の内にアンコーナに到着し、“コーナル・ブルーフィンツナ・スピニングコンベンション”の主催者の主要メンバーと夕食しながら、コンベンションのミーティングをして、リゾートホテルでゆっくりと寝て、翌日の昼に“コーナル・ブルーフィンツナ・スピニングコンベンション”の“記者会見”に出席!となる予定でした

しかしミュンヘンから飛行機は飛ばない







ルフトハンザのグランドスタッフにまあまあキレながら『どういう事やねん?
』って詰めても、『飛行機が古くて整備が間に合わなかったの』…

普通、こんなに長いディレイトだったら、必ずホテルの一室を用意してくれるバスである…
でも…
『部屋もベッドも用意出来ないの』…
この話、ホンマはルフトハンザのストライキであった





で結局、18時間遅れでアンコーナに到着したオイラとホガサワラッチを、我々がアンコーナに滞在している間中、献身的にケアしてくれた“アンドレア”と、イタリアで、スミスのエージェントをしている“ピノ”が迎えに来てくれていた。
2人は、『KOZO・SAN、記者会見の時間は過ぎているが、ハードスケジュールで疲れているでしょうから、一度ホテルでシャワーして、仮眠してリラックスしてから記者会見を始めましょうか?』
『記者会見って言っても、みんな気心知れた連中だから、KOZO・SANをずっと待ってくれますよ!』
『みんなKOZO・SANに会えるのを、楽しみにしてますよ~!』
イタリア訛りの、舌が回り過ぎる下手な英語でめっちゃ丁寧に提案してくれる

そこは甘える訳にはいかないので、『すぐに会場へ行きましょう!』『我々の到着を待ってくれている皆さんを、これ以上待たせる訳には行きませんよ!』
オイラの回答に、カイエンで会場まで飛ばすアンドレア。
会場に到着すると、我々の到着を今か今かと待ちわびている面々に拍手で迎え入れられた。
その面々とは…
地元、アンコーナの有権者はもとより、マスコミ、政治家、海軍キャプテンetc…
なにが気心知れた面々やねん







めっちゃ豪華な偉いさんオンパレードやんかいさぁ~







めっちゃ寝癖で汗まみれの疲れきった顔で、数々の質問に答えさせてもらい、コンベンションの意気込みを述べされてもらいました

ちなみにイタリア語がチンプンカンプンなオイラは、ピノが英語で質問してくれて、オイラの回答をイタリア語にチェンジレートしてくれていました



まあ~早い話アンドレアとピノは、めっちゃ偉いさん達が首を長くしてオイラ達の到着を、今か今かと待ってくれていたのに、『何やったら、シャワーして、仮眠してからでええで
』『あんな奴ら待たしとったらええねん
』的に“やさしいウソ”をついてくれていたのである







ありがたい話やけど、焦るでホンマ








